不動産の売却というものは一生のうちにそうあるものではありません。そのため、不動産売却について正しい知識を持っている人は少ないと思います。
売却の場合、大抵は「住み替え」や「相続」、「離婚」といった複雑な事情が絡むため、できるだけ早く売りたがる人も多いです。その焦りと知識不足につけ込んで、売り手の不利益を承知で自社の儲けを増やそうと企む不動産仲介会社や営業担当者が後を絶ちません。
「そんな悪徳不動産仲介会社は、ほんの一握りだろう」と高を括ってはいけません。いわゆる「干す」、「値こなし」、「囲い込み」といった方法で売り手を手玉に取り、「両手取引」でたんまりと儲けるという行為が、業界の悪しき慣行として未だにまかり通っており、大手の不動産仲介会社も例外ではありません。
【悪徳不動産会社が行うだましの方法】
〇「干す」:専任媒介契約を取った後、販売活動を行わず、売り主の物件を放っておく。
〇「値こなし」:物件を“干した”後、買い手がつかないことを理由に、売り主に大幅な値下げを持ちかけ、自社で買い取ったりするように仕向ける
〇「囲い込み」:不動産仲介会社(買い手側)から問い合わせがあっても、売り主の物件を紹介せず、自社で両手取引になる(仲介手数料が売主及び買主の両者からもらえる)まで待つ。
「干す」、「値こなし」、「囲い込み」は、法律違反も含む不誠実な行動です。
不誠実な不動産仲介会社や営業担当者のカモにされれば、ご所有不動産を安く買い叩かれる可能性もあるだけに、ぜひ不動産売買におけるカラクリを知ってください。
うえくぼ不動産事務所では不幸にも悪徳不動産会社にかかわってしまった場合でもご相談を受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
ご連絡心よりお待ちしております。